台北帝大のキャンパス:その二
この二つの写真にあるのは、校門をくぐって左手に一番先に出会う帝国大学時代の建物です。つい最近までは図書館として使用されていました。これからは、「校史館(大学歴史関係の博物館)」として使用されるそうです。
旧図書館の入り口両側の飾り柱は、特殊な石材(詳しくは分かりません)で、竣工以来、少しずつ崩れて、今ではすっかり細くなっています。また、入り口上のテラスの外壁文様(丸にバツの帯が描かれているものです)は、新図書館の外壁にもモチーフとして残っております。
そのまま東へ行くと、右手に釣鐘が見えます(傅鐘といい、(戦後の)台湾大学学長を記念したもので、私が在学中には用務人員が講義の始と終わりに時間に鐘を鳴らしに来てました)、その奥のほう(南です)には本部事務局の建物があります。
現在も事務局として使用されております。
また北側には、旧文政学部、現文学部の建物があります。この建物は、「日」の字を横にしたようの形をしていて、東西方向に南と北の二棟に分かれて、三本の渡り廊下でつながれいます。次回から、その北側にあった心理学教室の現在(2006年2月)の様子をお伝えします。